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It all depends on the liver.

飲みすぎないように文章を書く

27歳になってることに自分がいちばんびっくりしてる

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27歳になった。

正直昨日まで17歳くらいだった気もするし、何ならつねに7歳児くらいの気持ちだけど、っていうか今が2016年だなんて誰かに騙されているんじゃないの宇宙人の陰謀なんじゃないのという気もするんだけど、ポケモンゲームボーイの画面をとびだし町中でつかまえられるようになったし、小学校のとき仲良しだった同級生は40歳のおじさんと結婚してしまったし(とても楽しい結婚式だった)、中高のとき5年間同じクラスだったあの子は知らない間に婚約破棄していたし(ブロックされているので人づてに聞いた)、子供のころ初キスをしたらしい(聞いただけで記憶はない)母の友人の息子さんは◯ーエンスで社長賞をもらったらしいし、「切り裂きジャックの研究をして暮らしたい」と言っていた彼女は地方公務員になってしまったし、一緒に「劇場版マクロスFイツワリノウタヒメ~」を観に行って付き合いだしたものの2ヶ月くらいで別れた初めての彼氏ができちゃった結婚して赤子の写真をFacebookに投稿しており、びっくりしすぎて一番ノリで「いいね!」してしまったら、5年ぶりくらいに再会することになったんだけど、「いや〜、妊娠出産すると女の人って本当性格変わるんだよね。ちょっと離婚も考えちゃった」とか「月のお小遣い2万円とかだからほんと大変。あ、でもカード払いならいくら使ったとかしばらくばれないし、今日はおごるよ」なんて言われたりすると、時間の流れが確実に発生していたということに、あまりにも途方もない気持ちになってしまう(ちなみに後編である「劇場版マクロスFサヨナラノツバサ~」を一緒に観た男性ともその後付き合ったけど2ヶ月くらいで別れた)。

みんないろいろ変わってるのに、わたしって全然変わってないな〜と思うのだけど、それは今のわたしが毎日わたしをわたしと確認しているからであって、小学校の卒業アルバムで「お金持ちになる人1位」にわたしを選んでくれた同級生たちは、わたしがなんだかよくわからないベンチャーに就職したということに驚くだろうし、中高のクラスメイトたちはあんなにベタベタ毎日いっしょにいた彼女とわたしがこの3年間一切連絡をとっておらず婚約破棄すら人づてに聞いているということに驚くだろうし、さらにおそろいのペアリングを御茶ノ水のshop inで買って学校にまで身に着けていっていた彼女(さっきとは違う子)とわたしがやはり5年くらい音信不通だということにも驚くかもしれないし、民事訴訟法ゼミの先生は「やっぱ編集の仕事がやりたいんで法科大学院に行くのはやめます」と言って就職したわたしがなぜだかソーシャルゲームの仕事をしていることに驚くとも思うし、昔は本当に自分の顔が嫌いで(今も好きではないが)集合写真とかでも隠れていたわたしが日々自撮りを撮っていることに驚く人もいるだろうし(別に好きなわけじゃなくて、だからこそ練習している)、あんなに好きだった『フルーツ・バスケット』の続編が始まったのに結局1ページも読んでないし(初日にサーバーが重すぎてどうでもよくなった)、「一生人とか好きになれないかもしれない」と思ってたのに別れ話のすえに「一生好きかもしれない」とかいうLINEを送りつけてしまうようなこともやらかしたし(そのうえ一年もたたないうちにもうどうでもよくなってる)、やはり「お肌の曲がり角」を迎えている実感もあるし、まあわたしはわたしで確実に時間を経過したわたしになっているんだよな〜とも思う。

しかし、大人っていうのは時間が経過して年齢を重ねれば自然となれるものだと思っていたのだけど、時間も年齢も重ねても、まったく「大人」になった気がしないのが、本当に人生の不思議なところだ。わたしは『フランシス・ハ』という映画が好きだけどめちゃくちゃこわいと思っていて、そのなかでもとくにこわいシーンがある。アラサーなのに無邪気で定職もないフランシス(ダンサーなんだけどそれで食っていけるほどの才能がないし、悪い人間ではないのだけど人の気持ちがあんまりわからなくて相手を苛立たせたりする)が、初対面の人間に年齢を聞かれて正直に答えたときに「えっ、そんなに歳をとっているとは思わなかった。ううん、若いってことじゃなくて、年齢は感じるんだけど、落ち着きがないっていうか……」みたいなことを言われるシーンだ。「歳はとって見えるけど大人には見えない」、めっちゃ私じゃん!!!やめてくれ〜〜〜〜みんなこの映画観ないでくれ〜〜〜〜劇場で叫びそうになった。

27歳の誕生日を迎えても、やはり魔女が魔法をかけてわたしを「大人」にしてくれるということはなく、26歳からの地続きなしょうもない人間性とかしょうもない悩みとかしょうもない生活スタイルとかをかかえた「大人じゃないけど歳をとっているもの」がここにいるということに、ちょっとした不安は感じなくもない。いや、嘘をつきました。めっちゃ不安だよ。え、ずるずる生きて80歳くらいまでこのままだったらどうしよう……。いまはまだ、まだぎりぎり「若い」から自分のことをぎりぎり許容できているけれど、35歳くらいから本格的に絶望しはじめて、35歳くらいからリストカットとかし始めたらどうしよう……。何か暗くなってしまいました。

うるさい人間のくせに根がネガティブなので、誕生日とか何らかの節目のときに自分の人生を振り返ると、クソなこととかクソなこととかクソなことばかり思い出されてしまってわりと落ち込む(「誕生日に自殺者が増える」という統計、めちゃくちゃ実感がある)んだけど、まだまだご飯は美味しいし、おもしろい漫画を読むと人にすすめたくなるし、何なら作家さんにインタビューもしたくなるし、ソシャゲの仕事は毎日新しいことがあって飽きないし、ポケモンも集めたいし、かわいいワンピースも買ったし、会いたい人はたくさんいるし、飲みたい酒もたくさんあるし、人に「おめでとう」と言われると「落ち込むのやめよ……」と起き上がれる程度にはポジティブなところもある。はず。

「大人」のなり方なんてわからないし、そもそも「大人」の定義自体ぼんやりしているし、人に言われても納得しない自分もいるんだけど、今のところなりたいのは、「他人のために/自分のために怒れる」人なのかなあという気はする。まあ自分のことを「完璧!」「もうじゅうぶん大人!」って思ってたらそれこそ人生でやることなくなっちゃうし、課題があるのは悪くないんじゃないでしょうか。いや、日々わたしがご迷惑をおかけしている友人のみなさまにおかれましては、「開き直るなよ」とお思いかもしれませんし、そういうつもりではないんです……。

まあ28歳の自分が「まあ〜あと1年がんばってみようかな」と思える程度の生き方を、27歳もしていきたいと思います。