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It all depends on the liver.

飲みすぎないように文章を書く

「腐女子」という人間は存在しない——「ハジの多い腐女子会」再開しました

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冷やし中華はたぶんもうすぐ終わる季節なのではないかと思うのですが、cakesで2014年から担当編集をしている、岡田育さんの座談会シリーズ「ハジの多い腐女子会」が再開しました。

新テーマは、「新婚腐女子会」です。

cakes.mu

基本的に担当編集は裏方だと思いますが、今回はちょっとだけ振り返って説明を。

この連載の成り立ちについてあらためて説明すると、「腐女子って自ジャンルの人とジャンル自体の話はするけど、お互いのプライベートの話ってそんなしないよね」「でももしかしたらプライベートで『腐女子ならでは』の共通する悩みを抱えているかもしれないよね」「一方で、やっぱり背景は全然違うかもしれなくて、それが浮き彫りになるのもおもしろいよね」という個人的な思いつきから始まってまして、それに岡田さんが乗ってくださったという感じです。

実はきちんと企画会議を通してなかった記憶があるんですけど(今だから言える……)、「とりあえず1回収録して数回掲載するくらいなら怒られないだろう……」とこっそりやったら、岡田さんのお力と初回参加者の方のお力により、ものすごーく読まれて、名実ともに「連載」となった次第です。

これまで、

・初回は子なし独身腐女子~子あり主婦腐女子の方まで、とりあえず私生活のバックグラウンドの違う人を4人集めて話してもらう(適当だ……)

・初回が好評だったので、さらに腐女子のステレオタイプっぽい「恋愛が苦手」女子とその逆の「恋愛ばっかしてる」女子とでやってみる

・『刀剣乱舞』がめちゃめちゃきているときだったので「ギョーカイにいる腐女子から見た腐女子ビジネス」の話をしてもらう

・ここまで30代までの話しか聞いてなかったので、ベテランの方に集まってもらう

・「2.5次元」が盛り上がり始めたときだったので、2.5次元好きに集まってもらう

など、思いつきベース感が半端ないものの、なんと20人以上の匿名腐女子の方にご協力いただくことになったのでした。

記事に対する反応としては、「なんか『腐女子』って言葉を誤解してない?」「これ、別に『腐女子』だけの話じゃなくない?」といったものも見受けられたのですが、むしろ個人的には(岡田さんはまた別のお考えだと思います)、このシリーズは「腐女子」の一義的な定義にもとづくものでも、一義的な背景を導き出すものでもなく、むしろ「腐女子」という言葉の背後のいろんなバラバラな部分をあぶりだして、いろいろ考えるきっかけになればな~という目論見だったので、むしろありがたい反応だなと思いました。

ちなみに、これもまた個人的な意見ですが、「腐女子(あるいは任意の概念)に属する人間がみな同じステレオタイプに属するわけではない」のを知ることは、自分を「腐女子(あるいは任意の概念)」だと思っていない人以上に、自分を「腐女子(あるいは任意の概念)」だと思っている人にこそ必要なことではないかと、いろいろな学級会を見ていて感じているのもきっかけでした。

それにしても、岡田さん、そして参加者のみなさんが毎回本当に心から楽しんでトークし、キレのある金言を放ってくださるので、本当に毎度毎度「全部残したい……」と悩んでいます。

わたしがcakes編集部を離れたこともあり、いったん休載していましたが&これからどうなるかはわからないところなんですが、まずはひとまず新婚腐女子会をお楽しみいただければ幸いです!