It all depends on the liver.

飲みすぎないように文章を書く

2023年の振り返り

新年ですね。
 

昨年はバカみたいにInstagramのストーリーズを更新しており、ブログを全く更新しなかった……。今年はもう少し文章で残すように心がけたい、という決意表明がてら、2023年の振り返りを書くことにしました。
昨年7月に書いた上半期振り返りとも多少被りますが、ご容赦ください。
 

1月

今の会社に転職。
 
オフィスが御茶ノ水にあったので、西荻窪あたりに住むぞ〜と明るいおしゃれタウン計画を胸に抱いていたが、6月に西荻窪とは真逆の方角に移転すると聞き、断念した。
 
保護動物譲渡サイトを眺めているときに一目惚れした子にトライアルを申し込み。譲渡会で対面するも、逃げられまくる、
 

2月

エッセイ集『それでも女をやっていく』を刊行。
蟹ブックスの発売記念トークイベント日に雪が降ってしまい、遠方の方が来れなくなってしまったのをよく覚えている(遠方から来ようとしてくれた方がいたのがわかったのは、嬉しかった!)。
イベントの翌日に、いきものがトライアルにやってくる。ベッドの下塞がないと逃げ込んで籠城しちゃうよと言われて、慌てて段ボールで堤防を作るも突破される。しばらくベッドの下で夜鳴きされ、寝不足に。
 

3月

自意識の煮凝りなような本を出した反動で燃え尽き症候群に。会社員業で携わっているプロジェクトの山場もあり、あまり記憶がない。
1泊2日で大阪のトークイベントに出張出演したり、しばらくトライアル状態だったいきものを正式に譲渡してもらったり。
上野の文化会館で鑑賞した来日公演「ノイマイヤーの世界」が非常に良かった。
 

4月

季節の変わり目は毎年調子が悪い。そこに燃え尽き症候群が加わって、どん底ぐじゅぐじゅメンタルに。SNS依存がどんどん加速してて良くないなーと思い、Twitter(まだXではなかった)をしばし離脱。
Twitterの外に繰り出した結果、恋人と知り合う。
一度飲んだあと、いっしょにTHE FIRST SLAMDUNK見たいねとなり、調べてもらったところ「都内どこも埋まってた……」と申し訳なさそうに言われる。私には他人のことを少し自分より軽んじているところがあり、「いや〜公開後半年経とうとしているのにそれはないでしょ。まだ販売前なのに勘違いしてるのでは?」と相手のリサーチ能力を疑い、自分で調べる。するとマジで都内満席で衝撃を受け、こいつちゃんと調べてるな……と感心する。シーシャバーに行く。
恋人との出会いに浮かれた後の友人との飲み会で泥酔して床に放置した腕時計を、いきものがかじってしまう。動物病院に慌てて駆け込むと「アニマルレイキ」の使い手だという看護師がいきものの腹を撫でて、「このへんにあるみたい」と言う。ちょっと怖いので別の病院に通院することにする。

5月

アンナチュラルを一気見した結果無性に焼肉が食べたくなったという理由で、恋人を誘う。焼肉を全額おごられてしまい、慌ててコンビニでタバコとレモンサワーをおごり返す。公園でタバコを吸っているときに「あるアニメの影響でタバコかっこいいなって思って吸うようになって…」と振られ、「BLACK LAGOON?」と聞いたら正答だった。BLACK LAGOONのおかげで付き合うことになる。
やっと、THE FIRST SLAMDUNKを観る。
博多一人旅に行き、セメントTHINGさんと遊ぶ。もつ鍋セットと明太子を購入して帰京すると、恋人と連絡がつかなかない。数日絶望していたら、コロナによる高熱で入院していたという詫びのLINEが来る。
人生で初めて江ノ島デートに行く。江ノ島水族館ででかい亀に興奮したり、「あざらし〜あざらし〜」と自作の歌を歌い出す恋人が見れて可愛かった。相手の誕生日が近かったので、鎌倉のリストランテなどでおしゃれなディナーでもごちそうしようと思っていたが、コロナ病み上がりの恋人の体力が夕方限界を迎える。小町通りの入り口にある回転寿司をさくっとおごって、解散。回転寿司大好きだったらしく、すごく喜ばれる。

6月

恋人が初めて家に遊びに来ていきものと触れ合うが、アレルギーのため、かゆかゆになってしまう。かゆかゆのやけくそで撫でまくり遊びまくり、いきものに気に入られる。
餃子パーティーをしたりもつ鍋パーティーをしたり、自炊を頑張る。
から揚げを揚げた数日後、カーペットの上に茶色い物体が出現する。いきもののウンチか!?とびびってよく見ると、いきものがこっそり食卓から奪って数日嬲っていた唐揚げの残骸だと発覚する。お刺身とかも強奪される。

7月

蔡國強展に誘うが、鑑賞後に「この喫茶店にかかってる絵の方が好きかも」と言われる。
誕生日にeteの指輪を交換し合う。同じデザインにしてペアリングにしたかったが、ごっつい太さのシルバーリングがいい…あと人差し指につけたいと渋られ、特にペアではなくなる。
いきものがどんどんでかく、活動的になる。一瞬ベランダを開けた間に脱走してしまっていたことに、夜になってから気づき(それまでずっとベランダにいた)、肝が冷える。
恋人が、コロナ後遺症による胸痛を訴え出す。

8月

伊豆に行く。「仕事が終わらなくて徹夜し、朝の7時半に寝て、8時に起きた」という理由で恋人が遅刻してくる。「普通、楽しみにしてる旅行の前の晩は徹夜しなくない!?」とネガティブモードになるが、行きの踊り子で仮眠をとって元気になった恋人が終始ニコニコだったので、許す。
恋人は善良で、空と海はどこまでも青く、あまりにも穏やかな旅を楽しんでいることがかえって不安になる。道中、ウェルベックセロトニン」をひたすら読む。
Twitterのbioを「余生」に変え、LINEのプロフィール写真を伊豆で恋人が撮ってくれたものに変える。

9月

ウェルベックに己を重ねた罪なのか罰なのか、恋人の忙しさとコロナ後遺症による不調がきわまり、まったく会えなくなる。LINEが3日経たないと既読にならなくなる。

いきものが尿路結石になり、開腹手術する。25万円かかる。

 

10月

恋人とやっと会えたが、10分で(1分麦茶を飲み、9分いきものを撫でて)帰られる。「こいつ、もしかして暗に私と別れたくて、10分で帰宅したのか……? いやでも、別れたい人間が東方ProjectのLINEスタンプを使うか……?」と、恋愛LINE探偵業務に明け暮れる。

LINEも5日経たないと既読にならなくなる。

いきものがいなかったら死んでいた。

11月

だんだん自分たちが付き合っているのかいないのかわからなくなってくる。

「喜びがない〜〜」という状態がデフォルトになり、唯一の自己肯定感調整ツールが仕事になる。仕事をしていない時はずっとSlackが気になり、仕事をしているときだけ安心できる、というワーカホリック不眠モードに突入する。

いきものがいなかったら死んでいた。

12月

引き続き、恋人からの音沙汰がない。仕事のトラブルが続き、上司に詰められまくる。いきものが脚の隙間や、脚の上にぴっとりとくっついてくれなければ死んでいた。

ようやく会える……というタイミングで、恋人から「高熱で緊急搬送された」(今年2回目)という連絡が来る。私よりこいつの方がはるかに死に近いな……と思ったら、なんか冷静になる。

ちなみに11月に10分で帰宅したのは、クライアントに振られた課題を提出期限までに出すために乗るべき電車の時刻に間に合わせるためだったらしい。しかし1分遅刻で乗れなかった、と教えられた。

どうにか心身ともに持ち直して、年を越す。

 

 

 

 

総括すると、5〜8月は調子めちゃくちゃ良くて、たぶん躁モードで過活動、そのあの9〜12月は、恋人の音信不通と体調不良に引きずられるようにして鬱モードでぐったり、というジェットコースターのような一年でした。

年末はコンスタントに会えたので、どうにか調子を取り戻しました。恋人のほうも、春のコロナ入院以来続いていた胸痛が緩和したらしくて、12月に再会してからは、しんどい感じがなくなり、秋のよそよそしさってなんだったの???と怪訝に思うくらいに、フレンドリーないいやつに戻りました。いきものって体調悪いのを人間に隠すらしい(それで私もしばらく尿路結石に気づかなかった)んですけど、生態がそれにかなり近い。とにかく健康でいてくれたらいい……と思いました。

 

改めて、自分の情緒を他人との関係に委ねすぎるのよくないなーーと痛感した一年でした。結局、恋人ができても、「普通、恋人ってもっと会うものじゃないの???」「普通、LINEって、1日以内には返さない?」と、自分のなかで34年育てた「普通」への固執でがんじがらめになって、不毛な自問自答にとらわれている時間が長かった。

できるだけサステイナブルな関係を築いていきたいと思う一方で、まあ別れたとしてもしっかりやっていけるように、「自分で自分の機嫌をとる」というよりは「自分で自分に責任を持てる」人間になりたいなと思う今日この頃です。

 

2月に新刊出したあとの燃え尽き症候群も、ようやくおさまってきたかなあ……という頃合いなので、2024年は、自分の文章とゆっくり向き合えるように、生活の余計な部分を整理していきたいと思います。

今年もよろしくね!